🟥iPS細胞からミニ肝臓を作り出すことに成功 大阪大などのチーム

 人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から小さな肝臓を作り出す研究を進めている大阪大学などのチームは、本物と同じような内部構造を持つ0・5ミリほどの大きさの「ミニ肝臓」を作り出すことに成功したと発表しました。  この研究は、大阪大学大学院医学系研究科の武部貴則教授などの研究チームが、科学雑誌「ネイチャー」で発表しました。  研究チームは人のiPS細胞から小さな肝臓を作り出し、働きを再現する…

続きを読む

🟥肝細胞を増殖させミニ肝臓を作り出すことに成功 慶応大、代謝機能の保持に成功

 成人の肝細胞を増殖させ、代謝機能を持った「肝細胞オルガノイド」と呼ばれるミニ臓器を作ることに成功したと、慶応大のチームが発表しました。これまで増殖させると別の細胞に変化し、機能が失われてしまうことが課題でした。チームは創薬や脂肪肝の治療法開発などにつながるとしています。成果は16日付のイギリスの科学誌「ネイチャー」電子版に掲載されました。  肝臓には、体内のアミノ酸などを分解して糖を作る…

続きを読む

🟥iPS細胞移植治験で一部症状改善、パーキンソン病に効果示唆 京都大

 人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った神経細胞をパーキンソン病患者の脳に移植する治験で、6人中4人で運動症状が改善し、効果が示唆されたとの研究結果を、京都大のチームが16日付のイギリスの科学誌「ネイチャー」に発表しました。移植細胞による腫瘍形成はなく、高橋淳・京大教授は「承認申請に向け安全性と有効性を確認できた」としています  治験に協力した大阪市の製薬会社、住友ファーマはこのデー…

続きを読む

🟥女性の過度なやせ願望に日本肥満学会が警鐘 「女性の低体重・低栄養症候群」を新たな症候群として位置付け

 女性のやせすぎや栄養不足は骨密度の低下や月経周期の異常などの健康障害を引き起こすとして、日本肥満学会が過度な「やせ願望」に警鐘を鳴らしました。  日本では、20歳代女性の5人に1人が肥満度を示すBMIが18・5未満の低体重(やせ)とされていて、先進国の中でも特に高い割合となっています。  若い女性のやせすぎや栄養不足は、骨密度の低下、月経周期の異常などの健康障害、不妊や生まれてくる子供…

続きを読む

🟥建設アスベスト訴訟、メーカー側の責任を認める 横浜地裁、8社に計1億1700万円の賠償命令

 建設現場でアスベスト(石綿)を吸って中皮腫や肺がんを発症したとして、神奈川県内の元労働者や遺族ら計38人が、国と建材メーカー21社に計11億200万円の損害賠償を求めた神奈川第3陣訴訟の判決で、横浜地裁は16日、メーカー8社の責任を認め、原告のうち27人に対し計約1億1700万円を支払うよう命じました。  判決で藤岡淳裁判長は、メーカーは1974年には石綿に関連する病気にかかる危険性を予…

続きを読む