🟥魚介類を食べた量、うつや不定愁訴に関係 和洋女子大教授「バランスの良い食事が大切」

 和洋女子大(千葉県市川市)の鈴木敏和教授(58)らが、魚介類を食べた量が「うつ」や原因を特定できない身体の不調「不定愁訴」の発生に関係していることを示唆する研究結果を発表しました。結果をまとめた論文は、世界的に権威があるスイスの国際栄養学誌「Nutrients」の4月上半期号に掲載されました。鈴木教授は、「魚介類の摂取と不定愁訴との関連が示されたのは世界初」としています。  論文をまとめ…

続きを読む

🟥玄海原発3玄海原発3号機で作業員1人が内部被ばく 九州電力「身体影響なし

 九州電力は、佐賀県玄海町にある玄海原子力発電所3号機で、定期検査に当たっていた作業員1人が放射性物質を体内に取り込み、内部被ばくをしたと発表しました。内部被ばくの量は極めて低く、健康への影響はないとしています。  九州電力によりますと、10日、玄海原発3号機の定期検査で原子炉容器のふたの手入れを行っていた協力会社の作業員3人のうち39歳の男性作業員が、作業終了後に放射性物質の検査を行った…

続きを読む

🟥ピロリ除菌後の胃がんリスクを予測する技術を開発 遺伝子異常手掛かり、星薬科大など

 星薬科大学と国立がん研究センター中央病院の研究チームは、ピロリ菌を除去した人が胃がんを発症するリスクを予測する技術を開発したと発表しました。発症にかかわる異常を持つ遺伝子の割合を調べました。発症のリスクが高い人は特に積極的に検診を受けることで、胃がんを早期に発見して治療できます。研究成果をまとめた論文を国際総合学術雑誌「Gut(ガット)」に掲載しました。  ピロリ菌は胃がんの原因の一つで…

続きを読む

🟥光免疫療法、同様名で自由診療クリニックなどで治療 学会が注意喚起

 5年前に世界で初めて日本で承認された、がんの治療「光免疫療法」と同様の名前の治療が自由診療のクリニックなどで行われていることについて、専門の学会は、国に承認された治療とは異なるものとみられるとして、注意を呼び掛けています。  「光免疫療法」は、光に反応する化学物質と組み合わせたがんの薬を患者に投与し、レーザー光を当てて薬を活性化することで、がん細胞を攻撃する治療法で、5年前、再発するなど…

続きを読む

🟥看護師、高所得国に偏在 WHO報告、地域格差解消訴え

 世界保健機関(WHO)などは「国際看護師の日」の12日、世界の看護師の半数近くが高所得国に偏在するとの報告書を発表しました。地域格差が放置されれば、誰もが公平に適切な医療を受けられるユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の実現が危ぶまれると警鐘を鳴らしました。労働条件の改善や看護師の心理ケアなど支援強化が不可欠だとしています。  報告書によると、世界の看護師数は2018年の2790万…

続きを読む