🟥がん点滴薬のリモート治験開始 国内初、患者負担減少

 愛知県がんセンターと聖マリアンナ医大病院(川崎市)などは、がん患者がかかりつけ病院からオンライン診療を使ってリモート形式で参加できる点滴薬の治験を始めました。内服薬のリモート治験はすでに実施していますが、点滴薬では国内初といいます。地方の患者の通院負担軽減が期待されます。  近年、患者の遺伝子変異を調べて個人に合う薬を使う「がんゲノム医療」が広がっています。患者に合う治験中の薬が見付かっ…

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🟥国内初の「献便施設」、山形県鶴岡市にオープン 難病治療薬の開発を目指す

 健康な人の便に含まれる腸内細菌を集め、難病治療薬開発に活用する国内初の「献便(けんべん)施設」が山形県鶴岡市にオープンしました。山海の幸に恵まれた食文化が腸内細菌の多様性を生んでいるといい、便の提供を募るのに最適な場所として同市が選ばれました。  4月24日にオープンしたのは、医療・創薬を行う新興企業メタジェンセラピューティクスの運営する施設「つるおか献便ルーム」。同市覚岸寺の鶴岡サイエ…

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🟥ブラジルの森林破壊、6年ぶりに鈍化 総面積は約124万ヘクタール

 ブラジルでは2024年、すべての生物群系(バイオーム)で森林破壊が6年ぶりに鈍化したとする報告書が、15日に発表されました。  熱帯雨林アマゾンの破壊を追跡する共同プラットフォーム「マップバイオマス」の報告によると、森林破壊の総面積は前年比32・4%減の約124万ヘクタールとなり、2023年の11%減に続き、2年連続の減少となりました。  左派のルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ大統領は…

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🟥アメリカFDA、初の血液検査承認 アルツハイマー病を診断

 アメリカ食品医薬品局(FDA)は16日、アルツハイマー病を診断する血液検査を初めて承認しました。申請は検査大手、富士レビオ(東京都新宿区)グループの富士レビオ・ダイアグノスティクス。従来よりも医療現場で容易に利用でき、病気の早期診断につながることが期待されます。  アルツハイマー病は、アミロイドベータやタウというタンパク質が脳内にたまって神経細胞が壊れ、認知機能が低下していく病気。アミロ…

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🟥アメリカではしか感染拡大、背景にワクチン接種率の低下も

 感染力が極めて強いはしか(麻疹)について、アメリカ疾病対策センター(CDC)は16日、国内の感染者数が今年に入って1024人に上ったと発表しました。  専門家は、ワクチンの接種率の低下が背景にあるとして、このままでは感染者数が過去30年あまりで最多となる可能性もあると指摘しています。  はしかは感染力が極めて強く、感染すると高熱や発疹などの症状が出て、重症化すれば、死亡するケースもあり…

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