アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、新型コロナウイルスの感染が確認された人は、日本時間の13日午前3時の時点で、世界全体で2856万5084人となりました。また、亡くなった人は、91万6919人に上っています。
感染者が最も多い国はアメリカで646万2169人、次いでインドが465万9984人、ブラジルが428万2164人、ロシアが105万3663人、ペルーが71万6670人となっています。
亡くなった人が最も多い国もアメリカで19万3320人、次いでブラジルが13万396人、インドが7万7472人、メキシコが7万183人、イギリスが4万1712人となっています。
フランスで12日に報告された新型コロナウイルスの新規感染者は1万561人と、国内で大規模な検査が始まってから1日当たりで最多を記録しました。
フランスの保健当局の発表によると、直近24時間に病院で死亡した感染者は17人で、累計死者数は3万910人となりました。新たに集中治療室に収容された人は28人で、この1週間では417人に上りました。
また、フランスでは、感染者に求める自主隔離がこれまでの2週間から1週間に短縮されることになりました。期間が長すぎると守られず、逆効果だと政府が11日に判断しました。
政府の諮問委員会は9日、2週間の隔離期間について「国民にほとんど守られていない」と指摘。発症から1週間たてば感染力が弱まる傾向もあるとして、政府に短縮を求めました。
政府は11日の関係閣僚会議で、短縮を決定。ジャン・カステックス首相はその後の記者会見で、隔離期間の短縮について「各自が(決まりに)厳密に従うことが何より重要だ」と述べたものの、具体的な監視方法には触れませんでした。
一方、中東・アフリカ地域で最も日本人が多いアラブ首長国連邦(UAE)で12日、新型コロナウイルスの1日の新たな感染者の数が初めて1000人を超え、首都アブダビにある日本大使館は人混みを避けるなど注意するよう呼び掛けています。
UAE政府によりますと、12日、新型コロナウイルスの1日の新たな感染者が1007人となり、初めて1000人を超えたということです。
UAEでは、今年4月からレストランなどの営業を徐々に再開させたほか、7月からは、PCR検査で陰性であることを条件に外国人観光客の受け入れを再開させましたが、8月から感染者の数が再び増加傾向にあります。
この理由として、UAE政府の担当者は「対策がとられないままパーティーなど大人数の催しが開かれている」などと述べ、感染防止対策が十分に浸透していないとして懸念を示しました。
UAEは中東・アフリカ地域の各地を結ぶ交通や物流の拠点で、340社余りの日本企業が進出し、在留邦人の数は地域で最も多いおよそ4200人に上っています。
2020年9月13日(日)
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HaroldLax