■新型コロナ、23都道府県で158人が感染 6人死亡、109人重症

 国内では4日午後6時の時点で、神奈川県で22人、大阪府で20人、岡山県で18人、東京都で14人、兵庫県で11人、岐阜県で9人、福岡県で9人など、宮城県や栃木県など24県を除く23都道府県と空港検疫で、新たに計158人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
 また、東京都で2人、兵庫県で1人、北海道で1人、沖縄県で1人、高知県で1人の、合わせて6人の死亡の発表がありました。
 国内で感染が確認された人は、空港検疫などを含め172万3242人、クルーズ船の乗客・乗員が712人で、合わせて172万3954人となっています。感染して亡くなった人は、国内で感染が確認された人が1万8295人、クルーズ船の乗船者が13人で、合わせて1万8308人です。
 厚生労働省によりますと、新型コロナウイルスへの感染が確認された人で人工呼吸器や集中治療室などで治療を受けるなどしている重症者は、前日よりも6人減って109人となっています。
 東京都は4日、都内で新たに男女合わせて14人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
 1日の感染確認が50人を下回るのは19日連続、30人を下回るのは8日連続です。1週間前の木曜日より7人減りました。また、4日までの7日間平均は20人を下回り19・3人で、20人を下回るのは昨年6月13日以来、およそ1年5カ月ぶり。
 新規感染者14人を年代別でみると、80歳代が最も多い3人となっていて、65歳以上の高齢者は5人でした。感染が確認された14人のうち7人は、感染経路がわかっていないということです。
 一方、都の基準で集計した4日時点の重症の患者は、3日より2人減って12人でした。
 また、都は、感染が確認された60歳代の男性と90歳代の女性の2人が死亡したことを明らかにしました。
 これで都内で感染して死亡したのは、3154人になりました。
 東京都は4日、新型コロナウイルスの都内の感染状況と医療提供体制について、専門家による今週の分析結果を公表し、いずれも先週の警戒レベルを維持しました。
 このうち、感染状況は、4段階のうち最も低いレベルで「感染者数が一定程度に収まっていると思われる」とコメントしています。
 都内の新規陽性者数の7日間平均は3週連続で50人を下回っており、専門家は、ワクチン接種をさらに進めるとともに、手洗いやマスクの着用といった基本的な対策を徹底することで感染を抑え込む必要があると呼び掛けています。
 一方、医療提供体制は、4段階のうち上から3番目のレベルで「通常の医療との両立が可能な状況である」とコメントしています。
 専門家は、入院患者と重症患者が継続して減少し、通常医療との両立が可能になりつつあるものの、感染拡大に備えた人員や病床を確保していることによって、救急患者の受け入れ体制はいまだ影響を受けているとしています。

 2021年11月5日(金)



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