アメリカのメリーランド州ゲイサースバーグに本社を構えるバイオテクノロジー企業ノババックスが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は4月下旬の専門部会での審議を踏まえて、薬事承認する方針です。承認されれば国内4例目のワクチンとなります。政府はすでに1億5000万回分の供給を受ける契約を結んでいます。
ノババックス製は、ウイルスのタンパク質の一部を使う組み換えタンパクワクチン。日本で承認されている、mRNA(メッセンジャーRNA)を用いたアメリカのファイザー製やアメリカのモデルナ製、ウイルスベクターを用いたイギリスのアストラゼネカ製とは作用の仕組みは異なります。2~8度での冷蔵保存が可能で、輸送・管理がしやすい特長があります。
日本国内での生産・流通を担う武田薬品工業が昨年12月、厚労省に承認を申請していました。国内での臨床試験(治験)の中間成績では、21日間隔で2回投与するとウイルスへの免疫反応が起こったといいます。有効性は約90%で、ヨーロッパ連合(EU)は同月に販売を承認。インド、インドネシア、フィリピンなど、18歳以上を対象に1、2回目の接種を認める国が出てきています。
国内では、追加接種での使用が念頭にあり、契約には新たな変異型に対応したワクチン開発・供給も含まれます。政府は3月末、各自治体の担当者向けにワクチンの扱い方などを説明しています。
2022年3月31日(木)
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