手や足、口の中に発疹ができる「手足口病」の全国の患者の数が14週連続で増加し、「警報レベル」の目安を超える状況が続いています。
「手足口病」は手や足、口の中に水疱性の発疹ができるウイルス性の感染症で、主に夏場に4歳くらいまでの子供を中心に広がります。まれに髄膜炎や脳炎などを引き起こします。
国立感染症研究所によりますと、全国およそ3000の小児科で6月24〜30日までの1週間に報告された患者は、1医療機関当たり8・45人でした。6・31人だった前週の1・3倍で、14週連続で増加しました。「警報レベル」の目安とされる「5人」を前の週に続き、超えています。
都道府県別では、最も多い三重県で22・73人、次いで兵庫県で13・42人などとなっています。
厚生労働省は、手洗いの徹底などを呼び掛けています。
手足口病は、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱とともに、夏風邪の要因とされています。ヘルパンギーナと咽頭結膜熱の直近の感染者は、それぞれ1医療機関当たり1・58人、0・74人でした。
2024年7月10日(水)
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