■輸入健康食品の現材料、安全性を審査し認証 民間団体が「紅麹」問題で信頼性向上を図る

 健康食品メーカーでつくる民間団体が、輸入原材料の安全性を審査する認証制度を始めたことが19日、明らかになりました。小林製薬の紅麹(べにこうじ)サプリメント問題を受けて規制が強化される中、これまで業者の自主点検に任せていた輸入品でも品質と信頼性の向上を図ります。
 団体は、サントリーグループで健康食品を扱うサントリーウエルネスなどでつくる日本健康食品規格協会。輸入業者が実施した分析データや国内での管理、保管状況を調べ、基準を満たせば認証を与えます。
 日本健康食品規格協会は国内の原材料や 製品を扱う工場については審査していましたが、輸入原材料では体制が不十分でした。法的拘束力はないものの信頼性の向上につながるとしています。
 協会によると、国内で製造する健康食品でも原材料を輸入するケースは多いものの、製造工程や品質のチェックの難しさが課題でした。

 2024年8月21日(水)

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