■インフルエンザ感染者数が前週の1・9倍に 13府県で注意報超え

 インフルエンザの流行が全国的に広がっていて、12月8日までの1週間に医療機関を受診した感染者の数は推計で34万人余りと、前の週の2倍近くに増えました。
 国立感染症研究所などによりますと、12月8日までの1週間に全国約5000カ所の定点医療機関から報告されたインフルエンザの感染者の数は、前の週より2万人余り多い4万4673人でした。
 このデータを基に推計した全国の患者の数は34万7000人と、前の週の約1・9倍に増えました。
 1つの医療機関当たりの患者の数は平均で9・03人となっていて、都道府県ごとでは、福岡県が20・30人、大分県が13・41人、千葉県が13・23人、長野県が12・47人、鳥取県が12・14人などとなっています。
 すべての都道府県で前の週より増えていて、13の府県では「注意報レベル」の10人を超えました。
 厚生労働省は、手洗いやマスクの着用を始めとした「せきエチケット」などの感染対策を呼び掛けています。

 2024年12月14日(土)

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