横浜市は、今月ベトナムから帰国した市内に住む40歳代の男性がはしか(麻疹)と診断されたと発表しました。横浜市内で感染が確認されたのはこれで2例目で、市は症状が疑われる場合は、事前に医療機関に連絡した上で受診するよう呼び掛けています。
市によりますと、はしかと診断されたのは市内に住む40歳代の男性です。
2月9日にベトナムから帰国した後、18日に倦怠感があり、その後、発熱や下痢、せきなどの症状が出て25日、市内の医療機関を受診しました。
男性は27日、はしかと診断され、自宅で療養していて、快方に向かっているということです。
男性は、2月18日に厚木市内の飲食店で食事をしたほか、23日に羽田空港の到着ロビーを訪れていて、不特定多数の人と接触した可能性があるということです。
横浜市内ではタイから帰国した20歳代の女性が25日、はしかと診断されましたが、2人の行動エリアや時間に接点がないことから、関連はないと判断したということです。
症状が出た日などから2人は渡航先のタイやベトナムではしかに感染したとみられ、市は現在、東南アジアやアフリカなどで流行しているとして注意を呼び掛けています。
はしかは感染力が非常に強く、空気感染で広がることから、市は発熱や発疹などの症状があり、感染が疑われる場合は事前に医療機関に連絡した上で受診するとともに、移動の際は公共交通機関の利用を控えるよう呼び掛けています。
2025年2月28日(金)
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