■肥満症治療薬「ゼップバウンド」、19日から公的医療保険の対象に 食欲抑える働きがある注射薬

 厚生労働省は、アメリカの製薬企業イーライリリーが開発した肥満症治療薬「ゼップバウンド」について、19日から公的医療保険の対象とします。食欲を抑える働きがある注射薬で週1回、標準的な投与量(10ミリ・グラム)の場合、各回の薬価(公定価格)は約9000円となります。
 また厚労省は同日、アメリカの製薬企業バイオジェンが開発した筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の治療薬「クアルソディ」も保険適用します。「SOD1」と呼ばれる遺伝子変異を持つ患者が対象で、基本的に4週間ごとに注射します。治療1回当たりの薬価は約279万円。

 2025年3月15日(土)

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