新型コロナウイルス禍におけるアメリカで、糖尿病患者が血糖値を適切な範囲にコントロールできた割合が低下し、特に若年層での悪化が顕著だったとの研究結果を、京都大の井上浩輔特定准教授らのチームが17日までにアメリカの科学誌に発表しました。運動量の低下や、収入減少や感染警戒による受診控えなどが要因と考えられるといいます。
日本でも同様の傾向があるかについて、井上氏は保険制度が異なるため医療アクセスに違いがあり「健康診断など日本のデータを用いて検討していきたい」としています。
研究では、アメリカ疾病対策予防センター(CDC)が2年ごとに実施している「NHANES」という健康栄養調査データを用い、20歳以上の約2万4000人を対象に分析しました。
2025年3月17日(月)
この記事へのコメント