■子供の近視進行抑える国内初の目薬、参天製薬が4月発売 軽度から中等度の近視を想定

 参天製薬は18日、主に子供の近視の進行を抑制する点眼薬「リジュセア」を4月21日に発売すると発表しました。近視の進行を抑える目薬は国内初。公的医療保険の対象外で、全額自己負担となります。参考価格は1カ月分で税込み4380円。
 主に軽度から中等度の近視の子供を想定しています。参天製薬によると、国内で実施した治験では、投与後24カ月で5〜15歳の近視の進行を有意に抑制する効果が確認されました。厚生労働省が昨年12月、製造販売を承認していました。
 海外ではすでに同じ成分の目薬が使われており、国内でも一部の医療機関が輸入して自由診療で処方しています。
 近視の子供は増加傾向にあり、文部科学省の2024年度の調査では、裸眼視力1・0未満の割合は、小学生の4割弱、中学生の6割超に達しています。

 2025年3月19日(水)

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