浜松市は22日、フィリピンから7日に帰国した市内の20歳代男性がはしか(麻疹)にかかったと発表しました。静岡県内で今年1例目とみられます。市内ではしか患者が確認されたのは約1年9カ月ぶり。
市保健所によると、男性は15日に発熱し、16日に全身の発疹症状が現れました。21日に市内の医療機関から発生届があり、同日の市保健所の検査でもはしかと確認しました。男性は現在、熱が下がり体調は回復しているということです。
市保健所の調査で、男性は2回の予防接種歴がありました。男性との接触者は特定し、感染可能期間に公共交通機関など不特定多数との接触が考えられる施設の利用はないといいます。
はしかは感染力が非常に強く空気感染で広がることから、市保健所では海外への渡航歴があり、発熱や発疹などの症状が出た場合は事前に医療機関に連絡した上で受診するとともに、移動する際は公共交通機関の利用を控えるよう呼び掛けています。
2025年3月23日(日)
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