個人の感想を装って商品を宣伝するステルスマーケティング(ステマ)を行ったとして、消費者庁は25日、製薬大手「ロート製薬」(大阪市生野区)に対し、景品表示法違反(その他の不当表示)で再発防止を求める措置命令を出しました。大手製薬メーカーによるステマ事案は、昨年11月公表の大正製薬に次いで2件目。
発表によると、ロート製薬は昨年6〜7月、目のぼやけなどの改善をうたうサプリメント「ロートV5アクトビジョンa」の消費者モニターを募集。利用者にインスタグラムでサプリについて指示した内容の宣伝を依頼し、その投稿を自社のウェブサイトでも抜粋して掲載していました。投稿者には、サプリ1袋(約2カ月分の62粒入り、54000円)が無償提供されたといいます。
消費者庁は、ロート製薬の一連の行為は事業者が宣伝内容に関与したステマ広告だとして不当表示だと認定しました。
2025年3月25日(火)
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